せっかく買ったCBDオイルを、劣化させたくないな・・・
- 結論
- 未開封のCBDオイルの消費期限は1〜2年
- 期限切れ = CBD効果が低下 = お金の無駄
- CBDオイルの劣化を早める原因は4つ
元清水建設の社員|TOEIC800点|アメリカのオンライン大麻大学で勉強|初めてカナダでCBDオイルを試したのは2017年|2018年に初めて個人輸入したCBDオイルはエンドカ製のCBDオイル|オランダ、ハイタイムズカップ、ウルグアイなど世界中の大麻イベントに参加|現在は南米からCBDを学んでいます。
もっとCBDのことが知りたい!CBDオタク(@pot420blog)です。
- CBDオイルの具体的な消費期限が知りたい!
- CBDオイルを劣化させない方法があるの?
と考えている人は多いのではないでしょうか?
この記事では、CBDオイルの劣化に注目することで、
- CBDオイルの消費期限とその伸ばし方
- CBDオイルの劣化原因と最適な保管方法
ついて、正しく理解できるようになります。
CBDオイルには消費期限がある!期限切れに注意!
CBDオイルの消費期限
CBDオイルだけでなく、すべてのCBD製品には消費期限があります。
未開封のCBDオイルを適切な状態で保管すると、少なくとも1年以上はもちます。(高品質は最大2年)
CBDオイルを一度開封するとCBDなどの有効成分が分解し始め、徐々に効力を失っていきます。
消費期限 | |
未開封 | 1〜2年 |
開封後 | 半年 |
消費期限切れのCBDオイルの特徴4選
CBDオイルのパッケージには消費期限が表示されているので、一度確認しておきましょう。
消費期限内であっても特に夏場は、CBDオイルの劣化が激しいため注意が必要です。
劣化したCBDオイルってどんなの・・・?
CBDオイルが劣化したことを確認する方法は次のとおりです。
- 消費期限切れ
製品に記載されている消費期限を過ぎている
- 変な匂い
酸味がかったような臭いがある
- 色が変化
CBDオイルの色が最初に購入したときよりも暗く濁っている
- 効果が落ちたと感じる
以前よりもCBDの効果を感じなくなった
CBDオイルの色が濃くなっている場合、CBDは消失しているよ。
ただし注意が必要で、CBDオイルが冷蔵庫に保管されていると濁ったりすることがありますが、消費期限内のCBDオイルは常温に戻すと透明に戻ります。
CBDオイルの品質が落ちにくいMCTキャリアオイル
消費期限を決定する7つの要因は次の章で詳しく記載していますが、CBDのキャリアオイルの品質によっても有効性と消費期限が異なります。
キャリアオイルとは、CBDを体内に運ぶ(キャリア)ためのオイルだよ。
イギリスのノッティンガム大学の調査(2020年9月)によると、MCTオイルに溶解したCBDは酸化しませんでした。
CBD dissolved in medium-chain triglycerides (MCT) oil is completely devoid of any lipid oxidation products, indicating MCT oil matrices are less susceptible to oxidative degradation than olive oil or hemp seed oil.
引用元:National Library of Medicine;Towards Better Delivery of Cannabidiol (CBD)
その結果、MCTオイルはオリーブオイルやヘンプ シードオイルよりもCBDの溶媒として優れている可能性があります。
MCTオイルは品質が高いキャリアオイルで、パーム油もしくはココナッツオイルがMCTオイルに該当します。
CBDオイルが劣化するデメリット
日常で使っている製品と同様に、全てのCBD製品も劣化します。
劣化すると効力を失い、CBDの効果が出にくくなります。
せっかく買ったCBD製品が・・・お金の無駄になってしまう。
現在使っているCBD製品もしくは、購入を予定しているCBD製品の消費期限をあらかじめ把握し、消費期限が切れる前に使い切る必要があります。
CBDオイルの消費期限を決定する要因7選
CBDの消費期限を決定する要因は7つあります。
今後、CBDオイルやその他のCBD製品を購入する際に今から紹介する7つのことを知っておけば、品質が高い状態のCBDを入手できるようになります。
何も知らないと、品質が悪い状態のCBDオイルを買わされる・・・
CBDオイルの成分
成分は消費期限に大きな影響を与えます。
なぜなら、CBD以外の成分(香料、キャリアオイルなど)が期限切れになると、CBDオイル全体の消費期限に影響を与えるからです。
また、検査が不十分なCBDオイルは下記の不純物が含まれている可能性があります。
- カビ
- 重金属
- 微生物
この不純物は、CBDオイルを劣化させる原因につながります。
成分分析表を見れば、不純物の有無が確認できるよ!
CBDの種類
CBD製品には下記の3種類があります。
- フルスペクトラムCBD(THC+CBD+その他のカンナビノイド+テルペン+フラボノイド)
- ブロードスペクトラム(CBD+その他のカンナビノイド+テルペン+フラボノイド)
- CBDアイソレート(CBDだけ)
「フルスペクトラム/ブロードスペクトラム」はCBD以外の他の植物成分が含まれていて、CBDよりも早い消費期限の可能性があります。
》CBDの3種類:フルスペクトラム・ブロードスペクトラム・アイソレート
CBDアイソレートはCBDだけ含まれているので、上記の2種類のCBD製品よりも消費期限が長いとされています。
CBDオイルの抽出方法
CBDの抽出方法には主に下記の2種類があります。
- CO2抽出(最高品質)
- エタノール抽出(比較的安価)
CO2抽出は他の抽出方法と比較して不純物質がほとんど含まれていないので、より純粋なオイルが抽出されCBDオイルの消費期限が長くなります。
逆に、エタノール抽出は残留物が残る可能性があり、製品の消費期限に悪影響を及ぼす可能性があります。
CBDのキャリアオイル
キャリアオイルとは高濃度のCBDを希釈し、CBDを体内により吸収するために使われます。
CBDオイルの消費期限は、使用するキャリアオイルによって異なります。
- ココナッツMCTオイル:消費期限 2年
- パームMCTオイル:消費期限 18カ月
- オリーブオイル:消費期限 16~20カ月
- ヘンプシードオイル:消費期限 6カ月
上記の日付は未開封の状態ですので、開封後は保存状態によりますがおおよそ半年です。
》CBDと「オイル」を分けて考える!効果を最大化するキャリアオイル!
CBDオイルの「ボトル」
CBDは光(紫外線)に敏感な製品なので、透明なボトルよりも濃いコーティングがされた琥珀色のボトルの方が長持ちします。
なぜなら、光によるCBDの劣化を最小限に抑えるからです。
よって、CBDオイルの消費期限はボトルの品質にも関係しています。
CBDオイルを製造してからの「経過時間」
スーパで売られている食品も同様ですが、CBD製造業者がCBDオイルを生産してユーザーが手にするまでどうしてもタイムラグが出ます。
消費期限が設定されるのはCBDオイルが製造された日になりますので、半年前に作られたCBDオイルよりも1週間前に作られたCBDオイルの方が品質は高いです。
卵を買うときも、賞味期限を見るよね!
CBDオイルの鮮度を確認するためには、パッケージに記載されている消費期限を見るとわかります。
CBDオイルの「保管場所」
高温や太陽光にさらされるとCBDの劣化が早まるため、CBDオイルを冷暗所で保管することをオススメします。
保存状態によって、CBDオイルの消費期限を大きく左右します。
一部のユーザーはCBDオイルの適切な保管方法を知らないため、知らずに製品の効能を低下させています。
CBDの適切な保管場所については、下記で詳しく説明しています。
CBDの劣化原因4選
CBDオイルには消費期限があり、消費期限を決定する7つの要因もわかりました。
劣化するとCBDの効果が弱まり、その結果お金の無駄になってしまいます。
では、CBDを劣化させる直接的な原因は何でしょうか?
原因がわかれば対策できる!
結論は下記の4つです。
- 光
- 熱
- 湿度
- 空気
それでは、CBD製品を劣化させる4つの劣化原因と対策を見ていきましょう。
CBDは「光に弱い」
光はCBDの最大の劣化原因です。
赤外線と紫外線を含む光は、CBDだけでなくカンナビノイドを分解します。
CBDが分解されるということは、CBDの効果がなくなることを意味します。
先ほども少し触れましたが、CBDオイルが入っているボトルは透明なガラスではなく、太陽光からCBDを守るために不透明になっています。
直射日光だけは避けてね!
CBDは「熱に弱い」
CBDオイルを長持ちさせたい場合は、温度が高い場所も避けるようにしてください。
なぜならCBDを含むカンナビノイドは熱に弱く、高温になると有効成分が失われるからです。
CBD製品は室温で十分保存できますが、窓際など直射日光を受ける場所は避けてください。
CBDオイルを高い温度にさらすと、カンナビノイドだけでなくテルペンにも悪影響がある可能性があります。
特に夏場は、CBDオイルの保存場所に気をつけてね。
CBDは「湿度に弱い」
湿度はCBDを劣化させます。
なぜなら水や湿気によってカビが発生し、CBDオイルの品質が落ちてしまうからです。
湿気が多い場所にCBDオイルを置かないようにしよう!
製品を保管するときは、容器に水や霧がないことを確認してください。
湿気の原因になるので、CBDオイルを他の容器に移し替えたりせず、元のボトルをそのまま使用するようにしましょう。
CBDは「空気に弱い」
大気中の酸素はCBDを分解するので、CBDオイルが入ったボトルのキャップをしっかりと閉めてください。
キャップを開けっぱなしにしていなければ、心配する必要はありません。
さて、どこにCBDオイルを置こうかな・・・
各CBD製品の適切な保管場所
CBDを適切に保管する条件
CBDは光、熱、湿度、空気に敏感なので、効力と鮮度を維持するためには適切な保管が必要です。
上記で記載した、4つの劣化原因から遠ざかるほど、CBDオイルを保管する場所は最適になります。
- 光が入らない
- 涼しい
- 湿度が低い
- 空気に触れにくい
ネイチャーリサーチ社の報告によると、37℃で保存されたCBDは、30日間で約20%分解されました。
Stability tests showed a maximum degradation of CBD when samples were stored at 37 °C for 30 days with average values up to 20%.
引用:ネイチャーリサーチ:Quantification of the content of cannabidiol in commercially available e-liquids
夏場の車内は一瞬でCBDオイルがダメになるな・・・
CBDの理想的な保管場所は、冷暗で乾燥した場所です。
CBDオイルを適切に保管する場所
- 食器棚
- クローゼット
- 冷蔵庫
CBD製品はできるだけ、光の当たらない暗い場所に保管してください。人工光はCBDに悪影響を与えません。
夏は冷蔵庫で保存した方がいいのかな?
CBDオイルは冷蔵すべき?
CBDオイルは冷蔵保存ができるので、夏の暑い季節はCBDオイルを冷蔵庫に入れると、熱によるCBDオイルの劣化を防げます。
CBDオイルの保存温度は21℃以下の常温が推奨されているので、室温が30℃を超える場合はCBDオイルを冷蔵庫に入れた方がいいです。
CBDオイルを冷蔵庫で保存すると、CBDオイルが濃くなり固まる可能性があります。
しかし使用前に冷蔵庫から取り出すと、数分で元の状態に戻るので特に問題ありません。
CBDリキッドやCBDエディブルも同様に、冷蔵庫で保存してもOK!
CBDオイルを冷蔵庫に保管する際の注意点!
CBDオイルを冷蔵庫に保管する前に、しっかりキャップを閉めてください。
そうしないと、冷蔵庫の空気や湿気によりCBDが分解します。
湿気はCBDを劣化原因の1つだった・・・
さらに、冷蔵庫で保存している食品のにおいがCBDオイルに移る可能性があります。
CBDオイルを購入したばかりで未開封の場合は、特に気にせず冷蔵庫で保存すればいいですが、一度開封した場合はこのような注意が必要です。
冷蔵庫から取り出したCBDオイルの様子が変?
CBDオイルを冷蔵庫から取り出したときに驚く人もいると思います。
なぜなら、CBDオイルを冷蔵するとオイルが濁ったり、結晶を形成したりするからです。
品質は大丈夫なの?
低温によりCBDの濃度が高くなっただけで、CBDオイルの品質に影響はありません。
常温で少し置いておくか、ボトルをぬるま湯に数十秒間浸すだけで通常のCBDオイルに戻り、問題なく使用できるようになります。
これまで説明してきたCBDオイルの保管方法は全てのCBD製品に適応できます。
それぞれの特徴を確認していきましょう。
CBDベイプ(リキッド)を適切に保管する場所
CBDオイルと同じ方法で保管できます。
食器棚にCBDリキッドを保管する場合はリキッド漏れを防ぐため、保護パッケージに入れたままにしてください。
冷暗所に保管する必要はあるけど、冷蔵する必要はないよ!
CBDリキッドを冷蔵庫で保存してもリキッド中のCBDが損なわれることはありませんが、CBDオイルと同様に結晶化を引き起こす可能性があります。
しかし特に問題ではなく、CBDリキッドを冷蔵庫から取り出し数分すると元に戻ります。
冷たいCBDリキッドをそのまま加熱すると電力の消耗を早め、バッテリーが痛みやすくなるので注意してください。
CBDエディブルを適切に保管する場所
CBDエディブルやCBD飲料をまとめて購入する場合は、食品自体の賞味期限を確認しておきましょう。
CBDエディブルは保管が簡単で、腐らなければ常温でも問題ありませんが、一般食品と同様に冷蔵庫に入れておくことをオススメします。
CBDグミの賞味期限は製品によりますが 1 年以上あります。
期限切れのCBDグミを食べるとどうなるの?
期限が切れたCBDグミを食べてもCBDの効力が相当落ちているので、期待しているCBDの効果が得られません。
さらに、グミは固くなり食品としてもおいしくないので、パッケージに記載されている消費期限が切れる前に食べるようにしましょう。
CBDスキンケア製品を適切に保管する場所
CBDクリームなどの外用剤もその他のCBD製品と同様に、乾燥した冷暗所で保管するようにしましょう。
ただし、特有の成分がCBDクリームに含まれている可能性があるので、パッケージに記載されている保管方法を確認してください。
CBDクリームは他のCBD製品と違って体内に吸収されないため、CBDの効力低下はそこまで重要ではありません。
旅行中のCBD製品の保管方法
普段からCBD製品を愛用している人が旅行する場合、適切に保管することが少し難しくなります。
ただし、冷暗所に保管するなどの基本的な注意事項を守れば問題ありません。
CBDに関する法律は国によって大きく異なるため、海外旅行をする場合は注意する必要があります。
渡航先のCBDの法律がわからない場合、持っていかないこと!
まとめ【CBDオイルの消費期限と保管方法について】
CBDの品質を保ち、消費期限を最大限に伸ばすことは難しいことではありません。
各CBD製品に言えることですが、CBDの劣化原因である「光、熱、湿度、空気」に十分注意しましょう。
劣化 = 効果低下 = お金の無駄!
CBD製品を購入後、まず消費期限の確認をするといいです。
CBD製品を保管しているベストな場所は下記です。
- 21℃以下の常温
- 直射日光が当たらない
- 食器棚などの冷暗所
夏場にCBDオイルやCBDリキッドを冷蔵庫で保存する場合、製品を冷蔵庫から取り出したら常温になるまで少し待ちましょう。
冷たすぎるCBDリキッドは、機器に負担がかかるから壊れやすくなるよ!
消費期限を過ぎたもの、変色したもの、異臭がするCBD製品は摂取しないようにしてください。
よくある質問に答えます。
Q. CBDオイルの色がピンクに変わったけど、大丈夫?
A. CBDオイルの色がピンク色に変わることは珍しくありません。
これはポリフェノールオキシダーゼと呼ばれる栄養素がCBDオイルに含まれていて、日光にさらされるとピンク色に変わるからです。
CBDオイルがピンク色に変化した場合でも、品質が落ちることなく安全に摂取できます。
Q. CBDオイルを「冷凍」してもいいですか?
A. はい、大丈夫です。
冷凍すると消費期限がより長くなりますが、CBDオイルをまとめて購入しない限り必要ありません。
Q. 冬でもCBDオイルを冷蔵庫に入れた方がいい?
A. いいえ、冷暗所で適切に保管している場合は冷蔵庫に入れる必要はありません。
住んでる地域や環境にもよりますが、冷暗所で保管しても30℃を超えるような場合は冷蔵庫に入れたほうが劣化しにくいです。
Q. 冷蔵庫から出したCBDオイルを電子レンジに入れてもいいですか?
A. いいえ、CBDは熱に弱いのでCBDオイルを冷蔵庫から取り出したら常温で少し待ちましょう。
もしくはCBDオイルが入ったボトルに水が入らないように、ぬるま湯を入れたタッパーに数分つけましょう。
免責事項:この記事に記載されている情報は、一般的な教育のみを目的としており、医学的または法的アドバイスを行っているものではありません。pot420blogでは違法薬物の使用を容認、擁護、推進してません。