安いCBD製品を買ってもいい?3つの抽出方法で比較する値段と品質の違い。

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注意: CBD は合法ですか?

日本でCBDは【大麻取締法上の「大麻」に該当しません】と、麻薬取締部のホームページに記載されています。

出典:厚生労働省 地方厚生省 麻薬取締部

安いCBD製品を買っても良いのかな?

  • 結論
  1. CBDを抽出する方法によって値段が違う
  1. CBD製品の値段が高い理由は3つ
  1. 安いCBD製品でも絶対抑えるポイントがある
麻生

元清水建設の社員、アメリカのオンライン大麻大学で勉強後、High Times(大麻雑誌) を2017年から5年間愛読中オランダ、ハイタイムズ・カップ、420イベント、NORMAL、ニンビン祭など世界中の大麻イベントに参加、現在は南米から大麻を学んでいる麻生です。

もっとCBDや大麻のことが知りたい!麻生(あさお)です。

  • 安いCBD製品と高いCBD製品の違いが気になる!
  • 安いCBD製品で節約したい!

と考えている人は多いのではないでしょうか?

CBD製品を品質を決める一つに、CBDの抽出方法があります。CBD製品って結構高いですよね?

この記事ではCBDの抽出方法に注目し、CBD製品の安全性と安いCBD製品を購入するために絶対抑えるポイントを理解できるようになります。

目次

サクッと「CBD」のおさらい

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CBD(シー ビー ディー)の効果

基本的なCBD効果は下記の三つです。

  • 痛みの軽減
  • 不安の軽減
  • リラックス効果

CBDに中毒性はなく、「ハイ」にはなりません。

CBDは日本でも「完全に合法」

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日本でCBDは完全に合法で、麻薬取締部のホームページに記載されています。

大麻草の成熟した茎や種子のみから抽出・製造されたCBD(カンナビジオール)を含有する製品については、大麻取締法上の「大麻」に該当しません

引用元:厚生労働省 地方厚生省 麻薬取締部:CBD(カンナビジオール)を含有する製品について
CBD
花・葉・根 由来違法
成熟した茎・種子 由来合法
CBD(カンナビジオール)を含有する製品について|厚生労働省 地方厚生省 麻薬取締部)

CBDの安全性

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2020年11月にWHOは、CBDには治療用途があり重大な健康リスクを伴わないことを確認しましたが、次の副作用に注意してください。

  • 下痢
  • 眠気
ジェーン

それでは本題に入りましょう。

CBDの抽出方法で値段が変わる

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CBD(カンナビジオール)や、THC(テトラヒドロカンナビノール)などのカンナビノイドは、さまざまな方法で抽出できます。

溶剤を使用して大麻の主にトライコームと呼ばれる樹脂腺を溶かします。

トライコームは脂質なので水で処理することはできず、代わりに

  • 炭化水素(ブタン)
  • エタノール
  • 二酸化炭素(超臨界CO2)

などを使用して、濃縮物にします。

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CBDを抽出する方法は3つあるのか!

その他に「ドライアイス・植物性オイル抽出方法」などもあるが、基本的にこの3つ。

炭化水素(ブタン)でCBDを抽出

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カセットコンロのガスにも使われているブタンガスが使用され、ブタンガスで抽出したオイルはBHO(ブタンハッシュオイル)と呼ばれます。

ブタンガスによるCBDを抽出する方法は「価格安い」ことが特徴で、CBD製品も他の抽出方法に比べて安くなります。

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やっぱり安いCBDがいいな!

しかし、BHO(ブタンハッシュオイル)には残留溶媒(汚染物質)が含まれている可能性があり、健康に害を及ぼす危険があります。

ですが、安心してください。専門的に抽出され、テストに合格したBHOには残留溶媒のリスクは低いです。

  • メリット

価格が安い

  • デメリット

ブタンは人体に有毒で、微量の溶媒が製品に残っている可能性がある。

BHOは多くのテルペンを抽出し、風味と香りがある。

エタノールでCBDを抽出

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店頭に入る前などに置いてあるような、アルコール消毒で使われるエタノールがCBDの抽出に使用されます

価格が安い非食品用の化学物質を含む変性エタノールを使用する場合、メタノールなどの化学汚染物質が含まれている可能性があり、健康に害を及ぼす危険があります。

食品用エタノールは比較的安全で、化学汚染物質を減らすことができますが価格が高くなります。

  • メリット

比較的、価格が安い

  • デメリット

安価なエタノールをを使用していると、化学汚染物質が含まれている可能性のある。

植物由来の不純物やクロロフィルも混ざることがあり、苦味を与える可能性がある。

二酸化炭素(超臨界CO2)でCBDを抽出

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超臨界CO2は聞きなれないかと思いますが、圧力と温度を調整して二酸化炭素を液体と気体の状態に調整したものです。

超臨界CO2でCBDを抽出すると費用は高くなりますが、一番安全な抽出方法と言われています。

なぜなら、そもそもCO2は空気中に存在し、呼吸によって体に取り入れてるなどCO2は安全性の高いガスだからです。

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安全性が上がると、値段も上がるのか・・・

  • メリット

残留溶媒のリスクが最も低い。

  • デメリット

価格が高い。

CO2で抽出されたCBDオイルは、大麻品種に関係なく似たような香りがし、ブタンやエタノール抽出の方が本当の香りに近い。

ジェーン

まとめだよ。

メリットデメリット
炭化水素(ブタン)安い微量の溶媒が製品に残っている可能性
エタノール比較的安い化学汚染物質が含まれている可能性
二酸化炭素(超臨界CO2)安全高い

CBDの値段が高額な3つの理由

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理由1:THCを除去するのに処理が複雑

先ほど紹介した抽出方法でCBDを抽出した後に得られたCBDは、違法なTHCが含まれているフルスペクトラムです。

日本ではTHCが含まれていないブロードスペクトラムCBDか、CBDしか含まれていないCBDアイソレートにするため、さらに精製プロセスを経る必要があります。

フルスペクトラムCBD違法
ブロードスペクトラムCBD合法
CBDアイソレート合法
CBD勉強中

THCを除くために、手間がかかるのか・・・

理由2:第三者機関にCBD製品の品質調査を依頼

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CBD製品を製造している会社ではなく、第三者機関によってCBD製品の品質を確認しています。

つまり、自称でなく他者が認めた品質と言うことです。

これ依頼する費用もCBD製品が高くなる理由の一つです。これを分析証明書(COA)といいますが、これがないと

  • CBDが入っていない詐欺商品
  • 違法のTHCが混入している
  • 有害物質が含まれている

などのトラブルが発生する可能性があるので、CBD製品の品質を確保するためにどうしても多少費用が上がってしまいます。

理由3:設備費に莫大な費用がかかる

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CBDを生成するのための設備費が高額なことから、CBD製品の価格にも直接影響します。

高品質のCBD製品を製造している企業は、

  • 設備費
  • 有資格者

などに膨大な費用を支払います。

例えば、超臨界CO2抽出をするための設備は一番高額で数千万円もします。実際の設備は下記の動画です。

メリー

最初に映っている琥珀色のシャーベットみたいなのが、抽出されたCBDなどだよ。

超臨界CO2抽出法の設備

みんな欲しい、安くて安心できるCBD

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先ほど紹介した通り、抽出方法によってCBD製品の品質と値段が変わります。

メリットデメリット
炭化水素(ブタン)安い微量の溶媒が製品に残っている可能性
エタノール比較的安い化学汚染物質が含まれている可能性
二酸化炭素(超臨界CO2)安全高い
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ブタンやエタノール抽出のCBDは買わない方がいいのかな・・・

炭化水素、エタノール、二酸化炭素などの溶媒を使用して、大麻からCBDなどのカンナビノイド、テルペンなどを溶解します。

大麻業界で使用されるすべての溶媒は、食品医薬品局(FDA) によって安全と認められている」(GRAS) ものです。

GRAS(グラス)は、アメリカ食品医薬品局(FDA)より食品添加物に与えられる安全基準合格証。Generally Recognized As Safe(訳:一般に安全と認められる)の頭字語。

引用:ウィキペディア(Wikipedia):GRAS
CBD勉強中

とは言っても、残留した汚染物質が気になる・・・

最新のブタンやエタノール抽出の技術は進歩して、ある1つのポイントを抑えれば、残留した汚染物質を心配しなくてもいいです。

ブタンやエタノール抽出でもOK

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確かに超臨界CO2抽出によるCBD製品の安全性は医学レベルですが、ブタンやエタノール抽出が残留物だらけと言うことではありません。

正しいプロセスを踏んで処理されているブタンやエタノール抽出なら、残留物も限りなく0に近づけることで安全性を担保していることになります。

そこで重要なのがCBD製品の分析証明書(通称:COA Certificate Of Analytics)と呼ばれるものです。

これは先ほど「CBDの値段が高額な3つの理由」で記載しました。

メリー

理由その2の「第三者機関にCBD製品の品質調査を依頼」だったね。

分析証明書がないCBD製品は論外。詐欺の可能性があるので購入しないこと。

分析証明書でCBDの品質を確認したら、安くてもOK

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確かに分析証明書がなければ、多少CBD製品は安くなりますが、これは必須です。

なぜなら、第三者機関がCBD製品の分析し、CBD量やTHCフリーなどに加えて、人体に危険な残留物が入ってないことを証明するものです。

初心者の方がCOAを確認するときは、

  • 本当にCBDが入っているのか?
  • THCは入っていないのか?(違法になるため)
  • テルペンは入っているのか?

だと思いますが、これはCBDオイルの効果が本当にあるのかという確認になります。

当然これも確認した上で、次は分析証明書で安全性に関わる残留物を確認する必要があります。

カンナビノイド含有量の検証に加えて、COAは微生物、殺虫剤、重金属がないことを確認するために重要です。

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CBD量と安全性も確認する必要があるのか!

カスタマーサービス担当者と話す

CBD製品を販売している企業のカスタマー サポートは取り扱うCBD製品について精通しているので、より正確な情報を入手できます。

もし、CBD製品を販売しているカスタマー サポートの連絡先情報が見つからなかったり、連絡が取りにくい、外部委託している場合は、製品に問題がある可能性があります。

カスタマー サポートが、CBD製品についてあまり知らない場合は商品の購入を見送る。

匿名サイトでCBD製品を買わない

匿名サイトでCBD製品を販売している人には注意が必要です。

CBD製品を取り扱いにはある程度の知識が必要です。

少し利益が上がれば良いと考えている人が、COAの見方やTHCの違法性、またCBD濃度など全てを把握しているか疑問です。

【まとめ】安いCBD製品を買ってもいい?3つ抽出方法による違い。

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いかがでしたでしょうか?

CBDを抽出する3つの方法とメリット・デメリットを紹介しました。

CBD商品を製造している企業はハイテク機器と知識豊富なスタッフの雇用などどうしても価格に反映してしまいます。

CBD勉強中

CBDメーカーに、ぼられてないことが分かったよ。

超臨界CO2抽出は一番品質がいいですが、安全で安いCBD製品を購入したいときは、製品の分析証明書を確認すれば問題ありません。

言い出したらキリがありませんが、人体の健康に害を及ぼす可能性がある溶媒残留物の基準をクリアしておけば大丈夫です。

CBD製品がどのように作られているかが、最終的な値段と品質を大きく左右しています。

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